過去ログ - 京介「別れよう」 あやせ「え……」
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142:名無しNIPPER[saga]
2015/05/24(日) 23:57:16.54 ID:mt0QGi/Mo
五分もせずに黒猫はやって来た。
黒猫「待たせたわね……何をやってるのかしら」
京介「ん? 別にお前を待っていただけだぞ」
黒猫「なぜ貴方たちが腕を組んでいるのか、と聞いているのよ」
加奈子「だってぇ〜加奈子たちぃ〜、ラブラブだしぃ〜?」
黒猫「なっ、恥を知りなさい」
加奈子「デートの邪魔だしぃ、野良猫はどっか行ったらいいんじゃないのぉ〜?」
黒猫「ふん、メルルもどきの分際で、弁えなさい」
加奈子「京介ぇ、こんなヤツ放っといていこーぜー」
言って俺の腕をグイグイ引っ張る加奈子。なぜここで修羅場が発生しているんだろう……。
黒猫「待ちなさい、京介を好きにして良いのは彼女である私だけよ。貴方こそ消え去りなさい」
加奈子「へっ、京介の彼女はあたしだっての。オメーこそ消えろ」
京介「お、おいお前達、これ演技だよな? な?」
周囲に届かないよう小さく告げるが、睨みあった二人の視線は動かない。
黒猫「仕方ないわ、最初からこうするしか無かったのね」
そして黒猫も、空いた俺の腕に掴まってきた。既に顔が真っ赤だ。
京介「おい、お前こういうの苦手だろ? 無理しなくて良いんだぞ」
黒猫「いいえ、偽物に貴方を好きにさせる位なら、この程度何でもないわ」
加奈子「ケッ」
黒猫「……ふん」
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