過去ログ - 京介「別れよう」 あやせ「え……」
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26:名無しNIPPER[saga]
2015/05/22(金) 00:59:55.05 ID:VWWrYmzqo
かくして我が家で、なぜか女の子と一緒にエロゲーをプレイするという事態に相成った。
かつて桐乃に無理やりしすしすをやらされた過去が思い起こされる。
タイトル画面に隠された秘密があるため、あらかじめセーブデータは削除しておいた。
あやせは真面目に文章を読み進めている。そっと横顔を覗くとその表情は真剣その物だ。
桐乃経由で俺から託されたゲームだから、そこに込められた意味を読み取ろうと必死なのかも知れない。
やがて、最初の選択肢に当たる。
栞ちゃんがおしっこしてる最中にトイレに入ってしまい、その場から立ち去るか観察を続けるかという二択だ。
あやせ「……」
あやせの手は完全に止まっている。怖くて顔を見ることが出来ない。
あやせ「お兄さん」
京介「は、はいっ!」
あやせ「これはどうすれば良いんですか?」
京介「はっ、好きな方を選べば良いと思われます、サー!」
あやせ「何ですかそれ……」
あやせ「これって、選んだ方で話の内容が変わるんですよね?」
京介「そうなるかな」
あやせ「どちらを選んだら栞ちゃんの話になるんですか?」
え、栞狙いなの?
あやせ「だってこの子、ちょっと桐乃みたいだから」
何とも反応に困ること言ってくる。
京介「えーとな、栞ちゃんのシナリオにはここからじゃ行けないんだ」
あやせ「そうなんですか?」
京介「ああ、一度ゲームをクリアして、最初からやり直すと栞ちゃんのシナリオに入れるようになる」
あやせ「詳しいんですね……」
昨晩の内にフルコンプしたからな!
あやせ「ではこのまま最後までやってみます」
京介「そうか」
あやせ「はい。それで、ここはどちらを選べば良いんですか?」
京介「どっちでも良いッス!」
あやせ「だから何ですかそれ……」
言いながらマウスを動かすあやせ。その後しばらく沈黙が続いた。
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