過去ログ - 京介「別れよう」 あやせ「え……」
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278:名無しNIPPER[saga]
2015/05/30(土) 22:42:38.76 ID:zLH8Fe1Go


貸切風呂の受け付けを済ませ、そそくさと脱衣所に移動する俺達。

結局あやせも黒猫も強引に連れて来られていた。

係員が一瞬だけのぞかせた、まるで汚物を見るかのような視線がとても心に刺さりました。ええ、刺さりましたとも。

みんなが服を脱ぐ所を眺める訳にもいかなかったので、さっさと水着に着替えて風呂場に入る。

トランクスを降ろした時に、あわわわとか聞こえたけどきっと気のせいだろう、うん。

京介「おお、露天風呂だけあって良い眺めじゃねーか」

加奈子「ホント―だなー。なかなかのモンじゃねー?」

声がしたので横を見ると、全裸の加奈子が立っていた。ん? 全裸?

京介「おまっ、水着はどうした!?」

加奈子「えー、別に要らねーだろ。なに、今さら照れてんの? 一緒に風呂にも入った事あるじゃねーか」

ブリジット「かっ、かなかなちゃん! もどって!」

その時、脱衣所への扉が少しだけ開き、ブリジットが顔だけ出して加奈子を呼びに来た。んだが……。

お気付きだろうか? この扉は全面ガラス製で多少曇っているだけなのだ。つまり――

加奈子「ブリジットよー、裸見えてるけど良いのかー?」

紳士な俺は咄嗟に顔を逸らしたので勿論見ていない。日本人よりも白いその肌とか、成長途中の胸とか。見てないから!

ブリジットの悲鳴を後ろに聞きながら、俺はこのあと自分に降りかかるであろう運命を覚悟した。





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