過去ログ - 京介「別れよう」 あやせ「え……」
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294:1[saga]
2015/05/31(日) 15:03:10.58 ID:gKVICfMxo

 おまけ ツンデレ検討委員会 編



 一


 とある日曜日の昼下がり。

 閑静な住宅街の一画に建築された、平凡なアパートの一室にて。

「それでは、第21回、京介軍団会議を始めるでござるー」

 室内には男女合わせて八名――男性一名、女性七名――がひしめき合っていた。彼と彼女達各員が恋人関係にある事を知る者は少ない。

 一同の中で最も長身の少女が場を進行させる役目を担っていた。少女の名は槇島沙織。全体の均衡を保つ事を自らの命題としており、その世話焼き好きな性格と相まって、全員から厚い信頼を得ていた。

 槇島の発言に合わせて参加者が気勢を上げる。皆が揃えて片手を突き上げ、いえーい! と楽しそうに声を発する。纏っている空気は楽しげであり、参加者間の仲は良好のようだ。

「本日の議題はずばり! ツンデレ、でござる!」

 槇島は怪しい武家言葉を操りながら会議を取り仕切っている。そんな彼女の発言を受けて、別の少女から疑問の声が上がった。

「つんでれ、って何ですか? 聞いたことがある気がします」

 一同の中で最も幼いその少女は日本人離れした容貌を持っていた。それもそのはず、少女は豊かな金髪をたくわえたイギリス人であり、年齢から考えると豊かな肢体の持ち主でありながら、年齢相応の無邪気さを兼ね揃えた、皆のマスコット的存在である。名をブリジット・エヴァンスと言う。



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