過去ログ - 京介「別れよう」 あやせ「え……」
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323:名無しNIPPER[saga]
2015/06/04(木) 22:16:19.24 ID:usRtPp6lo

櫻井「そーだよ高坂、あたしあのニュース見た時ビックリしたんだよ! どーなってんの?」

京介「どう、と言われてもなぁ」

櫻井「あたしが告白した時、キミ好きな人がいるってゆってたじゃん! だからてっきり田村ちゃんと付き合う物だと思ってたのに、ニュースだと三人から取り合いされてたしさっ」

黒猫「『告白』? 『好きな人』?」

おおう、あっさりバラしやがったぜこいつ。

櫻井「あれからあんま経ってないのに、何があったか分からなくてもう混乱してたんだよっ! てかさ! すっごい美人だねキミ! ……で、このコ誰?」

京介「こいつは――」

黒猫「私は京介の彼女よ」

櫻井「彼女! ……そっか、彼女かぁ。……じゃなくて! 田村ちゃん諦めてこのコと付き合うことになったの?」

困ったぞ。まさか麻奈実とも付き合ってる、なんて言える訳がない。さて、どうやって誤魔化したものか……。

黒猫「悪いけれど私達は今デートをしているのよ。余計な詮索はしないで頂戴」

櫻井「えっ、あっ、ごめんね、邪魔だったね。彼女さんには面白くない話だったよね」

黒猫「告白とかのくだりは非常に興味深いけれど、それは後で京介からじっくりと聞き出すから良いわ。そう、じっくりと」

櫻井「あー、ごめんね高坂。なんか余計なこと言っちゃったみたいだね」

京介「いや――」

黒猫「大丈夫よ、貴方は気にしないで頂戴。全てはこの男が自ら蒔いた種。それでは私達はもう行くわ。じゃあね、マリオさん」

黒猫に手を掴まれ引っ張り動かされる。俺はトボトボと連行されるのみだ。

櫻井「あっ! 高坂! あたしいつもここにいるからっ! また来てね!」

京介「おう、またなー」

こうしてかつての級友との再会は終わった。

翌日の会議では、当然櫻井が議題に上がったのだった。





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