過去ログ - 京介「別れよう」 あやせ「え……」
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647:名無しNIPPER[saga]
2015/06/20(土) 23:42:39.23 ID:ufZ22MLfo
早朝モモを探し、しかし見付からないまま、普段の生活を送らないといけない。
大学で黒猫と一緒に彼女の作ってくれた弁当を食べていたら、秋美から電話がかかってきた。
『京介大変だよっ! 大変なんだ!』
京介「落ち着け。どうした?」
『モモが帰ってきた!』
京介「マジか!? 元気か!?」
『それが、その……』
京介「何かあったのか!?」
『その、様子が変なの。庭を探してたら隅っこでグッタリして倒れてて』
京介「すぐに病院に連れてってくれ!」
『そ、そうだよね。分かった!』
電話が切れる。モモがグッタリ……一晩の間に何があったんだ?
黒猫「もしかしてモモの事かしら。病院とはどう言う事?」
京介「秋美が庭で見付けたみたいだけど、グッタリと倒れてたらしい」
黒猫「!」
京介「俺はすぐに病院に行く。黒猫はどうする?」
黒猫「行くに決まっているわ。でも京介は今が大事な時期ではないのかしら。モモは勿論大事。でも、貴方の将来もかかっているのよ?」
京介「んなもん何とでもなる。モモが大変な時にゼミに参加したって頭に何も入ってこねーよ」
黒猫「確かにそうね。ではこのまま出発しましょう」
俺たちは食べかけの弁当を片付け、すぐに大学を出た。電車なんてまどろっこしい移動手段を使ってられるか、とタクシーを拾って向かう。
車中で他のみんなに簡単に状況を伝え、大勢で押しかけると迷惑になるし何か分かったら連絡するので普段通りに過ごしてくれ、と念押ししておいた。
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