過去ログ - 京介「別れよう」 あやせ「え……」
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2015/06/25(木) 20:30:41.04 ID:h37r6Bo6o
混雑しているソラマチでは分かれて食事をし、水族館で魚たちの優雅な踊りを楽しんだ帰り道。
京介「お土産は買わなくて良かったのか？」
リア「べっつに〜。スーベニアなんて自分のために買う物だよ。持って帰って配るのなんて日本人だけの習慣だもん」
加奈子「ブリジット」
ブリジット「はいはい。スーベニアはお土産のこと。だけどリアが言った通り、普通は自分のために旅の記念品として買う感じかな？ 人に贈るならギフトやプレゼントを使うね」
秋美「ふ〜ん。国が違うとやっぱり文化も違うんだね」
桐乃「ならリアは自分用の記念品もいらなかったの？」
リア「荷物が増えるだけだから特にいらないよ。思い出があればリアはまた走れるから」
沙織「何と健気な」
……リアは昔、友達も遊びもあって困るわけじゃないって言ってたよな。それってつまり、この旅の記念品だって同じって事か。なくても構わない、リアにとっては結局その程度でしかないんだろうか。
それなら昨日の大泣きは何だったんだろうな。俺に婚約者がいると知ってあんなに悲しむなんて、これまでのリアの価値観からすれば理に適ってない。
うーん、リアが俺に何を見出しているのかサッパリ分からないぞ。
麻奈実「きょうちゃん、眉間に皺が寄ってるよ？ ほら、折角の格好良い顔が台無しだよ〜」
京介「麻奈実は眼鏡を変えた方が良いな。俺の顔なんて見て楽しむ価値もないぞ」
黒猫「あら、貴方が謙遜するなんて珍しいわね。明日はシスコンでも降るのかしら」
京介「何だよシスコンが降るって！ 俺はいつでも謙虚だっての」
ブリジット「空からたくさんの京介さんが降ってきたら、みんなで一人ずつ分けることができますね」
加奈子「ニセモンなんかいらねーな。あたしは本物の京介がいい」
桐乃「じゃあ加奈子には端っこの一人をあげるね。あたしは残り全部持って帰って京介を布団にして寝る！」
秋美「桐乃ちゃん、その発想はキモすぎるよ！」
リア「……」
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