32:名無しNIPPER[saga]
2015/05/23(土) 11:27:24.21 ID:egEN5L6n0
 浜風「どうしてですか? 性生活が充実していると活力が湧いてくるものだと思いますが?」 
  
 提督「はい。最初はね。俺の男根も魅力的で女を満足させることができるんだって自信がついて、執務にも堂々たる風格をもって取り組めたと思います。性的能力が評価されることは男にとって安楽の椅子ですから。少々無茶をしても倒れることはないと感じて全能感を持ちました」 
  
 浜風「では、どうしてその全能感の原因が無力感の原因になったのですか?」 
33:名無しNIPPER[saga]
2015/05/23(土) 11:35:33.50 ID:egEN5L6n0
 浜風「どうしてですか? それは難解なものをあたかも基礎のように自然にこなせるようになったということですから、自信が逆につくんじゃないですか?」 
  
 憲兵「あー、そうじゃない。自分の能力が向上したから簡単になったんじゃなくて、そもそも初めからそれが簡単だったという話だ。つまり、自分は一人相撲で苦労していたと気づいた時の無力感だ」 
  
 提督「和姦というものは俺が考えていたより遥かに通過儀礼的に簡単に行われるものではないのかという疑念です」 
34:名無しNIPPER[saga]
2015/05/23(土) 12:15:51.51 ID:egEN5L6n0
 提督「はい。その考えに囚われたら最後、急に世界が色あせてきました。寝つきも悪くなって、まんじりともできない夜が続きました」 
  
 浜風「それで強姦という目的はどうしたのですか?」 
  
 提督「しばらくは金剛を使って適当に気を紛らわせてました。しかし、連日の夜の営みは執務に支障をきたすには十分な疲労を与えました」 
35:名無しNIPPER[saga]
2015/05/23(土) 12:25:34.78 ID:egEN5L6n0
 提督「それも考えましたが、考えるに留めました」 
  
 浜風「どうしてですか?」 
  
 提督「言葉とは裏腹に、曙の瞳は心配の波に揺られていて、スコールの中を小舟でどうしようもなく耐えているかのような心細さが見えたからです」 
36:名無しNIPPER[saga]
2015/05/23(土) 12:45:28.01 ID:egEN5L6n0
 提督「それだから、曙は必ずセックスを受け入れると直観しました」 
  
 憲兵「ある意味すごい自信だな。………俺も浜風がなんやかんやでセックスを受け入れてくれると信じているぞ?」 
  
 浜風「それではずっと強姦は不可能という甘い無力感のもとに打ちひしがれていたのですか?」 
37:名無しNIPPER[saga]
2015/05/23(土) 12:56:34.88 ID:egEN5L6n0
 提督「金剛に「でち、でち」言ってみろよと命令して、気恥かしそうに小声で「でち、でち」言う金剛を眺めていると、ある天啓に恵まれました」 
  
 憲兵「天啓?」 
  
 浜風「ひどい状況で天啓にうたれましたね」 
38:名無しNIPPER[saga]
2015/05/23(土) 13:08:01.37 ID:egEN5L6n0
 浜風「SFのような話ですね。しかし、あなたの空想の曙は初対面の曙であって、入れ替えた曙は既にあなたに好意を持っている曙ですよ? 計画倒れになるはずです」 
  
 提督「いいえ。たとい春雨の曙が俺に好意を持っているにしても十分に有効な手になります。むしろ、曙が俺に好意を持っているほど有効な方法になるものでした」 
  
 浜風「どういうことですか?」 
39:名無しNIPPER[saga]
2015/05/23(土) 13:19:15.11 ID:egEN5L6n0
 浜風「曙からしたら、自分の想い人が新参ものの春雨の体を求めているように見えるから………非常に不愉快になる、ですか?」 
  
 提督「そうです。今までは精神と肉体が対応していたからこそ、強姦が不可能だったわけです。ならば、精神と肉体の通常の関係を壊すことによってなら?」 
  
 憲兵「和姦しか不可能っていうことは、艦娘全員が提督に好意を寄せているということだから、他の娘とのセックスに拒絶反応を示すはずだ。特にそれがありありと実感できるのならば、尚更な」 
40:名無しNIPPER[sage]
2015/05/23(土) 13:38:41.26 ID:m5BWZbRgO
 もしかして:グロ注意 
41:名無しNIPPER[sage]
2015/05/23(土) 18:42:45.03 ID:VoSsJlei0
 明石と夕張がいるからなんとでもなるなる([たぬき]感 
42:名無しNIPPER[saga]
2015/05/23(土) 23:16:43.34 ID:egEN5L6n0
 浜風「そんなに素晴らしい提督ならば、肉体に春雨をわざわざ選択した理由があるのですよね?」 
  
 提督「はい。先程も述べたように春雨が新しく来たということが重要でした」 
  
 憲兵「付き合いの長い他の艦娘に負けるならともかくとして、ぽっと出の新参者には負けたくないという心情の利用だな」 
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