過去ログ - 静「町の背後霊」 -SS速報VIP

過去ログ - 静「町の背後霊」

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102: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2015/07/16(木) 00:57:41.34 ID:kxdBqyIb0
……ｶﾅｶﾅｶﾅｶﾅ……

静「……」ﾎﾟｶｰﾝ

男生徒「……いッ……」

103: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2015/07/16(木) 01:02:26.35 ID:kxdBqyIb0
男生徒「最初の頃は、みんな物珍しさから君の事を眺めていたけど、僕は違う。君の事をずっと、ずっと、ずうーっと想ってたんだ。その……『一目惚れ』っていう、やつでさ」

静「……」ﾍﾟﾀﾍﾟﾀ

男生徒「……何？自分の顔なんか触って……？」

以下略

104: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2015/07/16(木) 01:05:14.65 ID:kxdBqyIb0
男生徒「夏休みに入ってから後悔したよ。君に数日会えないだけで、僕の心は張り裂けそうだったんだ。ああ！なんで夏休みに入る前に『告白』しなかったんだろう！って、何度も何度も思ったさ！一人夏祭りで食べるたこ焼きは美味しくなかったよ。……こんな思いをするくらいなら、玉砕覚悟で告白した方がマシ！って思ったんだ」

静「……」

男生徒「確かに！僕と君とはあまり『接点』が無かったかもしれない……『クラスメイト』ってくらいだよ。こう言っては何だけど、シャイなもんでね。君とお喋りする機会はついぞ作れなかった……けど！それでもッ！僕が君を『愛してる』って気持ちだけは本物だよッ！……僕の事なんて知らなくてもいいッ。これからお互いの事を知っていくって事でもいいじゃあないかッ。静さん……」

以下略

105: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2015/07/16(木) 01:09:30.19 ID:kxdBqyIb0
男生徒「……」ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ

静「……えっと、そのォ～～……」

男生徒「……」ﾊﾞｸﾊﾞｸﾊﾞｸ

以下略

106: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2015/07/16(木) 01:13:43.45 ID:kxdBqyIb0
静「……ごめん。あたしは……貴方とは、『付き合えない』……」

男生徒「……」

静「……」

以下略

107: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2015/07/16(木) 01:16:17.35 ID:kxdBqyIb0
男生徒「静さんは、可愛いからな。そりゃあ～～『彼氏』の一人や二人くらい……グスン」

静「違ッ……そうじゃあないっての！あたしに彼氏なんていねーわよッ！そういう理由じゃあないわッ！」

男生徒「そういえば静さんッ！部活には入っていないけれど委員長たちのグループと仲良いしッ！放課後や登下校に男子中学生と一緒にいるってよく聞く――……」

以下略

108: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2015/07/16(木) 01:20:30.16 ID:kxdBqyIb0
静「あたし達が住んでるこの町、杜王町には……今、恐ろしい『悪』が潜んでいるの」

男生徒「……『悪』？」

静「……アンタはさ、『有栖川メイ』……って、知ってる？」

以下略

109: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2015/07/16(木) 01:24:28.99 ID:kxdBqyIb0
静「その『メ――……』……『悪』は、この平和な町に潜んで人を食い物にしてる。そして、人々の幸せを踏みにじって、『神（DIO）』だなんて大層なモンになろうとしてるの」

男生徒「……」

静「……どう思う？」

以下略

110: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2015/07/16(木) 01:27:24.75 ID:kxdBqyIb0
静「きっと、あたしが『ジョースター』だから……っていう、理由だけじゃあないと思うの」

男生徒「……」

静「あたしが『あたし』だから……あたしはそんな『悪』を許せないの。この平和な町を、平和なままにしておきたいの。『かつて兄がそうしたから』『かつて父が世界を救ったから』……じゃあ、ない。あたしの意思でこの町を救いたいの。……その『悪』を……倒したい」

以下略

111:名無しNIPPER[sage]
2015/07/16(木) 01:30:48.45 ID:oMCugO71O
更新来てた！！
静かっけぇ

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