35:名無しNIPPER[saga]
2015/05/23(土) 12:17:00.80 ID:YnXqKBNS0
それから、とある一室で。
バルクホルン「今日という今日は許さんぞ、ハルトマン!」
エーリカ「まぁまぁ、落ち着いてよトゥルーデ」
バルクホルン「これが落ち着いていられるかっ!!」
そう言ってバルクホルンは顔をより一層紅潮させ、一点を指し示す。
バルクホルン「私のジークフリート線がっ!!」
エーリカ「またそれぇー?」
バルクホルン「ジークフリート線はここまでだった! なのにお前のゴミが易々と超えているではないか! 早く掃除しろ、今すぐにだっ!」
エーリカ「ゴミじゃないし…… 今日はクリスのとこに行かないの?」
バルクホルン「気が変わった! お前が部屋を綺麗にするまで私はずっとここで監視する!」
エーリカ「えぇー…… クリスのとこに行こうよー」
バルクホルン「だ、め、だ! 早く掃除しろ! カールスラント軍人としてここは一歩も引かん!」
エーリカ「また始まったよ……」
その部屋はゴミでできていた―― というのは冗談であるが、半ば真実である。
エーリカとバルクホルンの自室は、エーリカの私物(本人はゴミではないと言い張る)で溢れている。
そうしてその私物の山はバルクホルンが設定した、いわゆるジークフリート線をまた越えてしまったのだ。
片付けさせても片付けさせてもすぐに防衛線を突破する私物たち…… それに業を煮やしたバルクホルンは、遂に一斉撤去を命じたのであった。
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