3: ◆i2.pJBgDO.[saga]
2015/05/23(土) 17:28:08.46 ID:WT24WuKIo
彼はそれから都市につく。
広々とした道にあふれる人、人、人。
満ちる活気と熱気と声。
長い旅路に疲れていたが、彼の目だけは輝いた。
「今でこそなんてことない風景も、そんときゃ別世界に見えていた。
ここが俺の新天地、俺はこっから成り上がる、とかそんなこと。
笑えるだろう小汚ねえチビのガキが分不相応な夢抱くんだ。
だが馬鹿は自分の馬鹿に気づかねえ。だから一生馬鹿ってこった」
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