過去ログ - 鳥海「司令官さんが木曾さんを冷遇している?」
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20: ◆xedeaV4uNo[saga]
2015/05/26(火) 00:15:01.71 ID:djGPL18D0


島風「……あんなの、見た目が怖いだけ。みんなよりずっと遅いよ!」

木曾「そうだ。本当に手練れの深海棲艦は余計なことは言わない。だろ、鳥海?」

 いきなり話を振られたけど木曾さんの意図は分かる。
 また木曾さんに立ててもらったような形になるけど乗らせてもらいます。

鳥海「――ええ、木曾さんの言う通りです。あれは怖がらせようとしてるだけの遠吠えに過ぎません。わざわざ相手に合わせてあげる必要なんてありませんよ」

 駆逐艦の子たちから不安の影が少しは消えたように見えた。
 少なくとも落ち着きは取り戻してくれたみたい。
 実を言うと、私も木曾さんも彼女たちには小さな嘘をついていた。
 深海棲艦は限りなく無口か、今みたいに内容が分かるかは別にして饒舌かのどちらかで中間はあまり見かけない。
 そして強力な個体にも饒舌な相手は多い。饒舌かどうかは強さの判断基準にはならないのが実情だった。
 この嘘に遅かれ早かれ気づくでしょうけど、今は少なくともこれでいいはず。

鳥海(ここからは私も自分の役目を果たさないと)

 敵艦隊の動きはまだ鈍い。だったら、こっちも二手に分かれて相手の頭を抑える形で丁字に仕掛ける。

鳥海「島風さん、潮さんは私に続いて左翼側の敵へ砲雷撃戦、木曾さんたちは右翼側の敵へ同様に仕掛けてください。射程外まで脱した後は転進し追撃、魚雷の再装填後に掃討に移ります」

 了解、と応じる声が次々に返ってくる。

鳥海「自分の力と僚艦を信じて戦いましょう!」




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