過去ログ - 鳥海「司令官さんが木曾さんを冷遇している?」
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23: ◆xedeaV4uNo[saga]
2015/05/29(金) 05:45:18.82 ID:0J45YaiY0


 とにかく今はこちらも狙わないと。
 二番艦のロ級に照準を合わせ、まずは副砲に当たる連装高角砲で射撃を始める。命中弾は得られなくとも照準のずれは補正できる。
 三度目の補正を元に主砲での斉射に切り替える。
 20.3cm連装砲を四基八門、それぞれ左右の腕に一基を持ち、背中にもやはり一基ずつがせり出す形で正面を睨む。
 軍艦の頃より一基減らしたのはバランスを優先させてのこと。
 火力とバランス、どちらを重視するかは同じ重巡でも好みが分かれている。
 全門斉射し音速を超えた砲弾が放たれる。
 ロ級の周りに砲弾が降り注ぎ、水柱が一斉に沸き立つ。その中に混じって爆発の閃光がいくつか生じた。

鳥海「計算通り!」

ロ級A「ノゾミガタタレター!」

 横倒しになったロ級が海中に沈んでいく。
 すぐに三番艦のロ級に狙いを切り替え、同じ要領で砲撃する。
 ロ級も撃ち返してくるけど精度は低い。今の内に沈めてしまいたい。
 高角砲で射撃してる間にヘ級の予想進路に向けて酸素魚雷を発射する。
 距離がある上に後方から追う形になってしまうから、命中はあまり期待できそうにないですが。
 それでも撃たないよりは撃ったほうがいいはず。撃たなかったら当たる可能性もないんだから。
 見たところヘ級はいくらか被弾していて体から黒煙を噴き上げていた。それでもまだ、せいぜい小破といったところか。
 相手がへ級なら駆逐艦の小口径砲でも致命傷を与えられるけど、そこはどうしても当たり所の善し悪しも絡んでくる。
 潮さんと島風さんはヘ級の射程外へと離れつつあった。
 ひとまず彼女たちには予定通り魚雷の再装填をしてもらって追撃に移ってもらうとして――。

島風「逃がさない!」

 いきなり島風さんが転進する。魚雷の次発装填も終わってないはずなのに。
 昔と違って今は次発装填装置は標準装備だから、再装填はできるはず。




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