過去ログ - 鳥海「司令官さんが木曾さんを冷遇している?」
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250: ◆xedeaV4uNo[saga]
2015/07/04(土) 22:27:07.68 ID:v39mJZCC0



しばらくすると強烈な空腹感が出てきた。三日も食べてなければ嫌でも腹は減る。

前もこんなことがあったなと思い返す。南一号作戦の後だ。

全体的に悪い記憶ではあるが忘れたいとは思わなかった。人を支えるのは何もいい記憶ばかりではない。

感傷に浸っていたいところだが、空腹感が洒落になっていない。

ナースコールが見つからないので探していると、ちょうどいいところに鳥海が食事を持ってきてくれた。他にも手提げ鞄を持ってきている。

うどんだ。かなり柔らかく茹でられた麺に葱と青菜が添えられていた。消化を気にしてくれてるのだろう。

聞きたい話は残っていたが、まずは食事を済ませる。

折りたたみ式の台の上にうどんを置いて一心不乱に食べる。

何が面白いのか、鳥海は俺がうどんをすするところを満足げに微笑みながら見てた。

提督「地味に恥ずかしいんだが……」

鳥海「私のことは気にしないでください」

時々、艦娘というのがよく分からなくなる。まあ害はないし好きにさせておく。

間宮とも伊良湖とも汁の味が違ったように思うが旨かった。

提督「ごちそうさま」

鳥海「おそまつさまです」

提督「ん?」

鳥海はどんぶりをどけて、どこから持ってきたのか台を布巾で拭くと鞄から書類を出す。

三日分の鎮守府の動きがまとめられた報告書だ。

鳥海「あの、早速なんですけど……確認してもらいたいことが!」

鳥海は話し始めると今更聞くまでもないような確認が何故か続いた。

その前に気になることを言ってたんだが……何も聞くなと言うことなのか?

提督「……ありがとう」

鳥海「え?」

提督「それで、この部分の弾薬の使い方なんだが」

ならば鳥海に合わせる。触れないでほしいなら、こちらも触れさせないように謝意を伝えればいいだけ。

まったく、俺たちは遠回しで何をやっているんだか。






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