過去ログ - 鳥海「司令官さんが木曾さんを冷遇している?」
1- 20
4: ◆xedeaV4uNo[saga]
2015/05/23(土) 22:10:26.77 ID:vIcS5yts0
高雄「それで事務仕事が苦手そうな子を?」

提督「ああ、幸いにも沖ノ島も落とせたし今は戦線も小康状態だ。力を蓄えるには絶好の機会というやつだよ。普段こなさない仕事は新鮮な視野を与えてくれる、と思う。それと高雄の懸念だが」

 司令官さんはどこかもったいぶったように笑ったそうです。どうも、あの人は仕種が芝居がかってるように思える時があります。

提督「君の働きぶりは申し分ないよ。むしろ俺よりうまく鎮守府を機能させるかもしれん。代わらないか?」

高雄「まあ、それは買い被りすぎですわ。提督あっての鎮守府ですのに」

提督「くくく……それこそ買い被りすぎだ。ともかくやってみようとは思うのだが、どうにも人選を決めかねていてな。そこで高雄の意見を聞きたいというわけだ」

高雄「そういうことでしたら。とりあえず候補の中から隼鷹さんは外していいと思います」

提督「ほう、それは何故だ?」

高雄「艦載機の運用は適当な人にはできませんわ。確かに隼鷹さんは普段がその……ヒャッハーって言うのですか? 世紀末風に弾けていますが、それを仕事に持ち込んだりはしませんわ。たぶん……ええ、たぶん」

提督「そこまで言ったんなら、はっきり断言してくれ。不安になるじゃないか」

 口ではそう言いつつも、提督は満足そうな顔だったのが印象的でした。とは姉さんの感想。

提督「やはり相談したのは正解だったな。では代わりに挙げるのなら誰がいる?」

高雄「そうですね……いわゆる槍働きは得意なのに領国経営は苦手そうな方をお望みでしょうから……木曾さんはどうです?」

提督「くくく……そう来るか。そう来たか」

 この時、姉さんは内心で進言が採用されると考えていましたが。

提督「木曾は許可できない。他を頼む」

高雄「そうですね、それでしたら――」

 ここで姉さんは話を切り上げました。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
284Res/249.35 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice