過去ログ - 春紀「壁一枚隔てて」 -SS速報VIP

過去ログ - 春紀「壁一枚隔てて」

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29: ◆RKXCdR/bNY[saga]
2015/05/25(月) 22:56:31.32 ID:Otysy4n70
近くのコンビニに行って帰ってくるにしては少し時間がかかり過ぎていることに、春紀は引っ掛かった。

しかし、伊介に限って夜道で危険な目に遭ってるイメージが湧かなかった――寄ってくる輩が居ても簡単に撃退出来るだろうから――為、別段心配などはしてはいなかった。

以下略

30: ◆RKXCdR/bNY[saga]
2015/05/25(月) 23:10:36.26 ID:Otysy4n70
春紀「お帰りー、伊介様」

晴「お帰りなさい、伊介さん」

以下略

31:名無しNIPPER[sage]
2015/05/26(火) 03:40:49.55 ID:TDtaCYV00
期待！

32: ◆RKXCdR/bNY[saga]
2015/05/26(火) 21:10:19.62 ID:hZYKlQjc0
が、やはり伊介は答えない。その瞳は何処か虚ろであった。

そのまま春紀は廊下へと連れ出されてしまう。

以下略

33: ◆RKXCdR/bNY[saga]
2015/05/26(火) 21:38:07.96 ID:hZYKlQjc0
春紀「全く……急にどうしたんだよ、伊介様」

伊介「…………」

以下略

34: ◆RKXCdR/bNY[saga]
2015/05/26(火) 21:53:35.57 ID:hZYKlQjc0
感じるのは違和感ではなく、柔らかな――。

春紀「ん、むっ――！？」

以下略

35: ◆RKXCdR/bNY[saga]
2015/05/26(火) 22:00:24.57 ID:hZYKlQjc0
伊介は唇を離すと、今度は春紀の首に手を回してきた。

その声はいつもの色気に満ちた艶っぽいものではなく、彼女らしからぬ茶目っ気に満ちた猫撫で声だった。

以下略

36: ◆RKXCdR/bNY[saga]
2015/05/26(火) 22:07:01.39 ID:hZYKlQjc0
伊介「しー、あんまり大きな声を出すと聞こえちゃうわ」

春紀「ぷはっ、というか伊介様、この匂い……」

以下略

37: ◆RKXCdR/bNY[saga]
2015/05/26(火) 22:16:29.55 ID:hZYKlQjc0
恐らくコンビニで買い物をした後、帰り道を飲みながら歩いてきたのだろう。

完全に酔っ払っているのだとしたら、この突拍子もない発言にも納得がいく。

以下略

38: ◆RKXCdR/bNY[saga]
2015/05/26(火) 22:24:27.37 ID:hZYKlQjc0
心臓が一際大きく鼓動する。理性と欲求が絶え間なくせめぎ合う。

来客が居るというのに、こんな所で行為に及ぶなど、正気の沙汰じゃない。

以下略

39: ◆RKXCdR/bNY[saga]
2015/05/26(火) 22:32:33.63 ID:hZYKlQjc0
春紀「……じゃ、じゃあ一回だけ。一回だけだからな」

伊介「やったぁ❤」

以下略

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