過去ログ - 【安価】京太郎「これはデスゲームですか?」『はい、麻雀です』【咲-saki-】
1- 20
7:名無しNIPPER[saga]
2015/05/24(日) 12:22:20.16 ID:fRLVBqvuO
眼が醒めると聞き慣れない声が耳の中にに直接響いた。


『おはよう、こんにちは、こんばんは、さようなら……あれ、一個違うね?まあ、いっか!』

京太郎「……は?」


それはまさしく奇妙な声だった。

高い男の声のようであり、低い女性の声のようであり、濁声というわけでは無いが妙なノイズのかかった年齢も性別も特定できない声。
そんな声が、続く。


『皆、突然の事で戸惑っていると思う
だけど、落ち着いてボクの話を聞いてもらいたいな。
まず、今の状況だけど、ココは、ゲームの中なんだ』

京太郎「ゲーム、だと……?!」


そこではたと、周りの状況に目がいった。
ここには、老若男女の様々な人が、俺と同じように突然の事態に戸惑いながらざわついていた。

しかし、俺はさっきまで自室のベッドの上でクースカと熟睡していた筈だ。
断じて、こんな集会に参加したつもりは無い。


『何をそんな馬鹿なとか、ゲームってどういう事?って声が聞こえるね
皆、VR(ヴァーチャリアル)って聞いたこと無いかな?』


VR(ヴァーチャリアル)、21世紀も半ばに達して漸く技術が確立された。
エンターテイメント、医療技術、グローバルコミュニケーションツール……それこそ、人の思い付く限り千とも万ともつかぬ用途の可能性が広がるツールだ。

しかし、それはまだ研究段階であって、世間の眼には一切曝されていない筈だ。


『実はね、VRって十年くらい前から確立されてたんだよ。
皆【端末】って持ってるでしょ?
アレのOSに試験的に導入されてたんだけど、危険性があるからってリミットされてたんだよね』


【端末】は、ガラケーからスマホに推移したように、更に利便性が向上した端末として日本中に普及した物だ。
しかし、技術ガラパゴス島国な日本の定めなのか、未だ日本でしか流通していない。
かく言う俺もその【端末】を利用している。


『だから、ボクが【端末】にハッキングしてそのリミッターを外しちゃいました!ハハッ!
うん、で、外したらどうなるかって言うと、ハッキングした【端末】から使用者にアクセスして、強制的にVR世界に誘う事ができるんだ。
それが、今の状況だよ!』


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
138Res/39.85 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice