過去ログ - 八幡「なんだ、かわ……川越?」沙希「川崎なんだけど、ぶつよ?」
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52:名無しNIPPER[sage]
2015/05/25(月) 22:02:57.61 ID:LZaP+9eAO
八幡(トテトテと駆け寄って来たのは指先に絆創膏を巻いた川崎の妹、川崎京華だった)

京華「さーちゃんもいるー! どうしたの?」

八幡「けーちゃんを迎えに来たんだ。あとここは病院だから静かにな」シー

京華「うん」シー

八幡(しゃがんで目線を合わせ、口に指を当てて『静かに』のジェスチャーをする俺を真似するけーちゃん、ええ子や……特に俺の目を見ても怖がらないところが最高)

八幡(ご褒美に頭を撫でてやるとにへへーと笑う……しまった、でしゃばりすぎたかな? そう思って川崎を窺うと、すでに立ち直ったか川崎は医者と保育士さんと話をしている。ならばもう少し面倒を見とくか)

八幡「けーちゃん、さーちゃんは先生達とお話してるから俺と待ってようか」

京華「うん」

八幡(小さく元気よく返事をしたけーちゃんは椅子に座る。この躾の良さは川崎家の育児の賜物だろう。俺はその隣に座った)

八幡「怪我をしたんだってな。平気か?」

京華「うん、ちがでてないちゃったけどばんそうこうしてもらったから」

八幡「そっか、大したことなくて良かった。でも怪我には気をつけような? さっきも走ったりして危ないぞ」

京華「あ、ごめんなさい……」

八幡(ペコリ、と下げた頭を俺はまたそっと撫でてやる。そうするとけーちゃんはもっと、と言わんばかりに頭をこちらに寄せてきた)

八幡(まあ話してるよりこっちの方が気楽だしな……べ、別に園児とはいえ女の子と何を話していいかわからないわけじゃないんだからねっ、いざとなれば俺にはプリキュアがあるんだからっ)

沙希「ごめん、待たせちゃったね」

八幡(どのプリキュアが好きか話し掛けるタイミングを見計らっているうちに、いつの間にか話を終えたらしい川崎が声を掛けてきた。保育士さんが出口の方で軽く頭を下げたので、こちらも同じように返しておく)

八幡「いや、大丈夫だ。この後はどうするんだ?」

沙希「園にも大した荷物はないし今日はこのまま連れて帰ることにしたよ……なんというか、その、ごめ「川崎」」

八幡(頭を下げて謝ろうとする川崎を俺は遮った。妹は姉のそんな姿を見たくはないだろう)

八幡「その話はまた今度だ」

沙希「あ……うん」

八幡(ちら、とけーちゃんを見た意図に気付いたのだろう。川崎は素直に頷いた)


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