過去ログ - 小町「お兄ちゃん、今年の小町のバレンタインデーは中止となります。」
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10:名無しNIPPER
2015/05/24(日) 15:18:37.90 ID:rIfmWYxI0
>>7
時系列は10.5のフリペ以降ということで


11:名無しNIPPER
2015/05/24(日) 15:21:57.51 ID:rIfmWYxI0
通学途中、通り過ぎる人に2度見された。

小町の心配していたことがコレである。

当たり前だがマスクというものは顔の下半分を隠してしまう。
以下略



12:名無しNIPPER
2015/05/24(日) 15:25:29.13 ID:rIfmWYxI0
「あ、ヒッキー、やっはろー。」

「うす。今日は驚かないのか?」

「あはは、やだなヒッキー、まだ根に持ってんの。」
以下略



13:名無しNIPPER
2015/05/24(日) 15:30:11.31 ID:rIfmWYxI0
「じゃ、先行くわ。」

「いっしょにいこうよ。」

人目が多いところではなるべく距離をとったほうが良いと思っている俺だが、最近コイツはどうもその距離を詰めてきているように感じる。
以下略



14:名無しNIPPER
2015/05/24(日) 15:33:06.86 ID:rIfmWYxI0
昼休み昼食を終えて教室に戻ると一色が来ていた。

2月に入ってからは、俺は毎日教室を出て昼食を取るようにしている。

別に教室に居づらい訳じゃない。
以下略



15:名無しNIPPER
2015/05/24(日) 15:35:46.77 ID:rIfmWYxI0
一色が教室まで来るのは珍しい。

葉山らと談笑しているからサッカー部関係の用事があったのだろうかと思ったが、チョコレートがどうのと聞こえてきた。

面白くなさそうな三浦を由比ヶ浜がなだめていた。あいつももう部室から帰ってたのか。
以下略



16:名無しNIPPER
2015/05/24(日) 15:38:13.21 ID:rIfmWYxI0
午後の授業までもう少し時間があるのでいつもどおり机に突っ伏す。

普段のように寝たふりをするわけでは無い。考えたいことがあるのだ。

小町の受験に集中しなければならないのだが、どうしても頭のなかから消せない心配事がある。
以下略



17:名無しNIPPER
2015/05/24(日) 15:42:36.98 ID:rIfmWYxI0
今朝の小町とのやりとりが思い出される。

当たり前だ。クリスマスもバレンタインも必ずやってくる。

そしてそれらは一大消費イベントなのだ。
以下略



18:名無しNIPPER
2015/05/24(日) 15:46:14.68 ID:rIfmWYxI0
中学の時、の苦い経験によって、勝手に期待して、勝手に裏切られて、かってに失望してた俺は人と関わることをやめ、すべてを諦め、期待することをやめた。

高校に入学しても一人だった俺の前に二人の少女が現れた。

雪ノ下雪乃と由比ヶ浜結衣だ。
以下略



19:名無しNIPPER
2015/05/24(日) 15:50:27.33 ID:rIfmWYxI0
不思議な関係だと思う。今の関係はどう表現すればいいんだろうか?

一人は友達以上の何か、一人は友達以外の何か。

この思い自体がすでに俺の”期待”であり”妄想”だ。
以下略



20:名無しNIPPER
2015/05/24(日) 15:51:51.11 ID:rIfmWYxI0
それでも二人に対して”期待”することがやめられない。

以前は傷つくことを恐れて、下らない事だと切り捨て、いや、切り捨てたふりをしてきた事を。

決して俺がポジティブに変わった訳ではない。絶望を恐れ無いほど強くなったわけでもない。


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