過去ログ - 咲「さあ、夢を見よう。」
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117:名無しNIPPER[saga]
2015/06/11(木) 03:42:01.54 ID:Lg58kUSJ0
結局……その年の宮永咲が、それ以降タイトルを手にすることはなかった。


雀聖戦は出場辞退。本人の都合と調整が合わなかったと公式発表があったが、それは海外遠征プランが立ち消えになったことと無関係ではないだろう。


迎えた王座戦。宮永咲は、高校時代のチームメイトで切磋琢磨していた原村和に玉座を明け渡すことになる。


当初法曹を志し、前年まで学業に専念していた彼女と個人戦の舞台で激突するのはこれが初めてだった。点差は、たったのリー棒2本分だった。


続く竜王戦では、成長著しい新人の夢乃マホに差し切られる形となった。1500点差の2位で、またしても高校時代の仲間にしてやられた格好だ。


大星淡との奇妙な二人旅にも、この竜王戦で一つの区切りが打たれることになる。


個人タイトル九冠のうち、二人が一つ違いの順位で終局を迎えたのは連続で10回、足かけ11回にもわたる。二人は、その年の王座戦と、後述の天和戦を除く九戦にわたり1,2位の座を占めたのであった。


そして、記憶に新しい前年の天和戦。決勝卓で4位に敗れた宮永咲は、3位となった大星淡と共に合同記者会見を開く。


その会見で宮永咲はチーム戦へ専念する意向を明かし、個人戦への出場、及びビッグタイトルへの挑戦の無期限休止を宣言したのである…………。





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