過去ログ - 綺羅ツバサ「私たちはgleeじゃなくてザ・グリードをオマージュするわ!」
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230:名無しNIPPER[saga]
2015/05/25(月) 03:18:42.58 ID:emPR0UwNo


ツバサ「…カメラでも持ってくればよかったかしら?」


皮肉なことに、捕らえられて宙に持ち上げられ、近くへと引き寄せられたことで、化け物の全貌がよく分かるようになった



ウジュル……


    ウジュルルルルルル……


一本一本が独立した個々の怪物だと思っていた無数の触手は
全てこの“本体”から生やされた触腕に過ぎない―――こいつはそれをすべて船内に張り巡らしていた



ツバサ「あなた、やっぱりタコだったの!?」


          
    《グ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ ッ !!!!!!!!!》



正確に言えば“タコのような”生物だ。少なくともツバサの知っているタコは、
太古の恐竜のようにびっしり牙の生え揃った大口で、こんな風に吠えたりはしない

大階段に空いた大穴から頭と数本の触手がだけがはみ出したその軟体は、
恐らくはこのホールに収まりきらないほどの巨体なのだろう

船底を破られたニシキノーティカ号がこれまでの時間沈没を免れていたのは、
こいつ自身の体がコルクの栓だったから―――




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