7:名無しNIPPER[sage]
2015/05/24(日) 21:48:11.23 ID:Z0Jxy1SDO
「李衣菜ちゃんおはようにゃ」
「あっ、みくおはよう」
普段は事務的な挨拶しかしていない二人だがこの日は珍しく、みくは率先して声をかけた。裕子から元気をもらったからだろうか。
「またヘッドホンつけて。何聴いてるの?」
「あー、ロックなやつだよ。ほら、このベースの音が好きなんだ。くうぅ、この重量感が響くんだよなあ」
李衣菜がヘッドホンを外すと、みくにもそのロックミュージックに特有の、やや乱暴ではあるが繊細なリズムを刻む曲が聴こえてきた。
ロックだの楽器の音の良さだの全くの無縁の生活を送ってきたみくには、理解できないことであった。これの何が彼女を惹き付けるのか。疑問でしかなかった。
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