過去ログ - 海未「部室で…」 -SS速報VIP

過去ログ - 海未「部室で…」

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17:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/24(日) 23:10:37.89 ID:c2bUDgLm0
さっきのこと……。

あのことを蒸し返すつもりですか！？

勘弁してください。

18:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/24(日) 23:11:27.89 ID:c2bUDgLm0
？

風邪ではないとしてもなぜにこが顔を赤らめる必要が。

「へ、返事だけど…。にこも海未ちゃんの事が……。」

19:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/24(日) 23:12:35.89 ID:c2bUDgLm0
開いていた窓から風が通り抜けました。

言い放った言葉は私の中に落ち、体中を駆け巡っています。

好き……。

20:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/24(日) 23:13:55.01 ID:c2bUDgLm0
「ねぇ。聞いてるの？」

にこからの言葉で覚醒しました。

夢ではありません。

21:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/24(日) 23:14:40.84 ID:c2bUDgLm0
疑問を疑問で返されました。

これは予想外です。

またしても先ほどの告白をしなけれならないのでしょうか。

22:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/24(日) 23:15:48.18 ID:c2bUDgLm0
「ええ。私はにこの事をお慕いしていました。」

前と違い、言葉が次々と出てきて簡単に紡ぎだすことができます。

「貴女の事が好きです。」

23:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/24(日) 23:16:28.50 ID:c2bUDgLm0
「もう…何よ。さっきとは全然違うじゃないの。」

「それは…。」

はい。情けない自分で申し訳ありません。

24:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/24(日) 23:17:17.66 ID:c2bUDgLm0
「私の傍にいてくれますか？」

「にこでよければ…。」

そっとにこを抱き寄せ、震える小さな体を優しく包み込みます。

25:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/24(日) 23:18:32.45 ID:c2bUDgLm0
◆◇◆◇◆◇◆◇

学校を出る頃には外は暗く、街灯が道を照らしています。

雨は止んだようでした。

26:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/24(日) 23:20:08.86 ID:c2bUDgLm0
不意に手から柔らかい感触が伝わりました。

見てみるとにこの小さな手で握られています。

「ね、ねぇ海未ちゃん。手、つないで帰らない？にこ達はその……。」

27:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/24(日) 23:21:32.64 ID:c2bUDgLm0
「ええ。そうしましょうか。」

にこからつないでくれた手を今度は私が握り返しました。

するとにこの表情が次第に明るくなっていくのが分かります。

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