過去ログ - 照「明日もし、あなたか私が壊れても」
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18:名無しNIPPER[saga]
2015/05/25(月) 01:08:27.44 ID:gts+G51j0


果たしてその予想通り、入部テストは私の二人飛ばしによる合格で幕を閉じた。

あの座った瞬間の理解は何だったのだろうか?

私は気になったので、母に聞いてみた。


宮永母「………そう。結局あなたも、私の娘って事か…」

宮永母「…………それが、咲やみなもちゃんが持つ…能力と呼ばれるものよ」

照「これが……能力…」

照「でも、どうして?どうして突然私が能力に…」

宮永母「あなたは散々咲やみなも、そして私と麻雀を打ち続けた。そして、勝てなかった」

宮永母「あなたは執着した。咲に勝ちたいと。その想いが、今能力となって具現化されたのでしょう」

照「へぇ。………じゃあさ、咲やみなもも何か心に想いがあって、能力に小さい時から目覚めたって事?」

宮永母「…………覚えてないの?………それは、あなたが…」

照「まぁ良いや。……今、すっごく嬉しい」

宮永母「…………照、これだけは約束して?」

照「?」

宮永母「それ、多用しないでね。絶対よ?」

照「はーい」

宮永母「そもそも、能力にはその効果に相反するだけの代償があって…」


母の忠告など、馬耳東風だった。

嬉しかった。

能力に目覚めたことが。これで咲とみなもと同じ立場に立てたことが。

以後、私は自分の能力を最大限活かす打ち方へと打ち筋を切り替えていく。


その本当の代償を知らずに。



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