112:名無しNIPPER[saga]
2015/05/25(月) 21:12:28.05 ID:GtDeTynyo
【エリアＣ】
穏乃（…………やっべー。ついクシャミしちゃった……せっかく潜入捜査を憧に任されたって言うのに……うかつだったー…）
穏乃（私、人前以外だと１００％全開のクシャミしちゃうからなー……ここは手で押さえるとか小細工すべきだったかも……）
健夜『……そこにいるのは誰？』
穏乃「！！」
穏乃（わああ！どうしよう！？そ、そうだ！こういう時、憧ならどうするかを考えればいいんだ！）
穏乃「………………」
穏乃（…………でも……『敵の秘密基地に潜入してる最中にクシャミで居場所がバレそうになった時』の憧を知らないや……）
穏乃「………………」
穏乃（こ、こういう時は無視だよね！もしかしたら勘違いだと思うかもしれないし）
ｶﾁｬ..ｷｨｰ...
憧「………………」ｿﾛｰﾘ..
穏乃「あ、憧ぉっ！！いいところに来てくれた！ねぇ、助けてよ！！」
憧《！ちょ、しずっ！》
穏乃「敵の秘密基地に潜入してる最中にクシャミで居場所がバレそうになったら、憧はどうする！？教えて！」
憧「………………」ﾊｧ..
穏乃「…………え？あっ…」
憧「………………」
穏乃「……………やっちゃ……った？」
憧「………………」ｺｸﾘ
穏乃（…………いや、まだだ！諦めるわけがない！もしかしたらバレてないかも…）
健夜『すごいね。私たちに気付かれないように侵入したんだ？』
穏乃（バレたーーーっ！！で、でも……私たちの正体には気付かれてない！だったら……絶対に諦めな…）
健夜『声と会話の内容からして……阿知賀女子の高鴨穏乃ちゃんと、新子憧ちゃんかな？』
穏乃（大正解ーーーっ！！）
憧（まったく……しずったら…………多少力を消耗するとしても、敵地ではプライベート回線を使うって話だったのに）ﾊｧ..
穏乃《ぅう……どうしよぅ……あこぉ……》ｳﾙｳﾙ..
憧「っ！」ｷｭﾝ!
穏乃《私のせいで…………バレちゃったよぉ……ぉ……ぐす……》
憧（ど、どうしよぅ……しずが可愛すぎるんだけどっ！）ｷｭｷｭｷｭﾝ!
穏乃「ぐすっ……」
憧（可愛すぎるせいで……たまらなくなっちゃった…………で、でも……ここは我慢しないと……///）ﾓｼﾞﾓｼﾞ..
憧《と、とにかく！ここから出てみんなと合流！一応この施設の見取り図はチェックできたから！》ﾀﾀﾀｯ
穏乃《あ、うん！わかった！》ﾀﾀｯ
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