過去ログ - 照「続・百合妄想士たちの戦い」
1- 20
337:名無しNIPPER[saga]
2015/05/26(火) 01:53:12.90 ID:5Odf4h8ko

久(ライバルフラグ!)

久(強引で無理矢理だけど……私の攻撃が当たったことと、三尋木プロが私のライバルキャラっぽいセリフに乗ってきたことでフラグは立った!)

もし時間があれば、食パンをくわえたまま走って咏にぶつかり、『きゃっ!ごめんなさい!』すれば『もしかして運命?!ドキッ!』フラグも有効だろうが、今は戦闘中。

食パンを焼くどころかパンそのものを用意する暇もない。

よって戦闘中に行うフラグ立てに向かないという結論に達し、手ぶらで行える一番手っ取り早く効果的なライバルフラグを選択したのだ。

しかしライバルフラグ以外にも、『実は私たち、許嫁なの』と告げ、咏がそれを受け入れる、あるいは極めてラブコメ的な拒否リアクション、またはすったもんだの末にラッキースケベに発展すれば高橋留美子的フラグを立てるチャンスもあったが、

かなりの確率で失敗するだろうと判断し、中止した。英断である。

この判断力こそ、久の強みかもしれない。

マイナーカプを成立させるため――自分で納得できるレベルまで上げる――には、こじつけも必要になる。

過去幾度となく練ってきたであろう、疎遠な2人を恋人へ導くストーリー考案が久の脳を鍛え、学生議会長にまでのし上げた。

もし久がマイナーカプを諦め、なんとなくのカプで満足していたら、学生議会長どころかTSUTAYAの会員にすらなれなかったかもしれない。

咏「………………」

久「さぁて……逆転劇といきますか」ニヤリ

笑みを浮かべ、腕まくりをしながら、自分を鼓舞するように、咏を揺さぶるように言う久。

しかしその声は自分の能力によって幻を見せられている咏の耳には届かなかった。

……いや、もし仮に咏が通常であっても届かなかっただろう。

何故なら、

穏乃「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

疲れによって反復横跳びのスピードが落ちた穏乃が、自分を奮い立たせるために声を絞り出して叫んでいたのだから―――



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
625Res/1171.27 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice