428:名無しNIPPER[saga]
2015/05/26(火) 03:39:33.40 ID:5Odf4h8ko
界「くそ……さすがにキツイな」
晴絵「はい。でもかなりの数を倒しました」
その言葉通り、最初に比べて458兵の数は確実に減っていた。
それだけでも界たちの功績を称えるべきだろう。
しかし、
雅枝「そやなぁ。け〜ど〜?」ザッ!
結果として界たちは平常時の力を発揮できないほど疲れ果てていた。
それを見逃すオバハンではない。
晴絵「!!」
界「……やはり来るか」
雅枝「待ちくたびれたわ。ほんま、ようやったわアンタら」
恵「…………くっ」
雅枝「けど、それも終わりや。全員、次のクールは百合断ちしてもらうで」ニヤリ
笑みを浮かべながら鎌を生み出す雅枝。
食らってしまえば敗北必至だ。
晴絵(……荒川憩からもらった〔スピードヒーリング〕も使ってしまった。ここから逆転する手は………………ない……)
恵(万事休すか……)
貴子(やべぇ……力が出ねェ)
界(くそ……『ふたなりのプリンスさまっ』とも呼ばれた俺が……)
雅枝「いくで!今こそ……っ!?」ビクン!
晴絵「?」
雅枝「が……は…………?」
界「……なんだ?何が起きてるんだ?」
雅枝「ぐお……ぅぁ……」
貴子(急に苦しみだしただと?しかも立ちっぱでフラついてやがる…………まるで弱者じゃねェか!おもしれェ!)
意気揚々と攻めようとしていた雅枝を襲ったもの。
それが何であるかは晴絵たちはもちろん本人すら知る由もない。
雅枝(なんや……これは……誰の攻撃やねん……)ググ..
当然だろう。雅枝にダメージを与えたのは、この場にいる人間ではない。
雅枝の脳内には絶望と先輩後輩…………沢村智紀と加治木ゆみの妄想が流れ込んでいる。
たった今、北校舎で戦闘中の瑞原はやりが〔はやりファンクラブ〕を発動させ、雅枝の精神を召喚してダメージを肩代わりさせたのだ。
貴子「どうしたどうしたァァッ!やんのかコラァァッ!」オウゥ!?
雅枝「っ……のボケ……が!やっ…………たらぁ……」ヒュッ!
貴子「遅ェ!そんなもの当たるかァァッ!!」
雅枝「だったら…………直接…………当てたらぁ!!」ダッ!
貴子「なにぃ!?」
雅枝(〔ヤミの鎌(ヤンデレシックル)〕をぶち当てて終わらせたる!)ダダダ!
貴子「ダッシュがクソ早えァァッ!オバハンじゃねェのかよァァッ!?」
雅枝が動けないので存分にいい気になっていたが、貴子も限界が近いのだ。予想以上の踏み込み速度に焦り、反応が遅れてしまう。
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