過去ログ - 照「続・百合妄想士たちの戦い」
1- 20
529:名無しNIPPER[saga]
2015/05/26(火) 05:54:19.88 ID:5Odf4h8ko

咲「和ちゃんにお願いするんですか?」

久「そ。わかりやすいでしょ?」

洋榎「なるほどな。ご飯を大盛りによそおうとするやつに普通盛りに変えてもらうみたいなことやな」

久「え?うーん……まぁ、そうかもね」

怜「……もうしばらく黙っとき。さっきから例えがファールチップばっかりやで」

洋榎「さ、三振ちゃうならええやんけ!」

咲「よかった……方法はあるんですね」ホッ

憩「ほなら早速…」

咏「無理じゃね?知らんけど」

憩「え?」

咏「だってさ、原村和は『世界』になったんだよね?君らは『世界』に対してどうお願いするんだい?」

咲「それは……」

憧「…………そうか……あたしたちが視認できないだけで存在はしてるって思ってたけど……もし仮に和が『全てに嫌気が差して自分を分解して世界と同化した』みたいな意味合いだとしたら、人類滅亡は道連れにする意志の表れかもしれない…」

咏「や、ただ疑問を投げかけただけだよ?そんなに落ち込まないでって」

憧「でも……」

咏「大体さぁ、さっき私も調べてみたけど、世界中の人たちがロシアの存在を知らないような異常事態になってるのに、どうして私らは正常なのか、不思議じゃね?」

憧「…………それは」

咏「リリーブライドの会長さんと小鍛治さんが嘘ついてないならって前提はあるけど、分子も原子も自由自在なんでしょ?それなら私たちも他の人たちと同じようにすればよくね?っていうか、今の自分たちの状況が原村和によって『思い込まされてる』かも知れんけど」

憧「……………」

咏「人類を滅亡させたいなら、過去にあった事件やら災害やらを記憶してる人たちから情報を抜き出して再現するとか、リアルな『死』の概念を全員に植え付ければ、脳が死んだと錯覚するだろうし」

咏「でもそれをしないであえて月を衝突させるってことは、何かしら理由がありそうなんだよねぃ」

憧「……確かに……」

咏「……そこんとこ、どうなんすか?」

恵「……………」

健夜「………………」

咏「…………」

健夜「………………」

咏「……あの」

健夜「……なに?」

咏「…………この状況も、小鍛治さんの思惑通りなんすか?」

健夜「っ………―――」

咏「……このまま人類が滅んじゃうのが、百合なんすかねぃ?」

健夜「………………」

咏「………………」

健夜「………………はぁ……」

咏「………………」

健夜「………………本当は、こんなはずじゃなかったんだ」

咏「?」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
625Res/1171.27 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice