585:名無しNIPPER[saga]
2015/05/26(火) 07:16:24.60 ID:5Odf4h8ko
【霧島神境】
初美「ふぅ……つ、ついにデートを許してしまったですよー」
小蒔「わ、大人ですね!すごいです」
霞「よかったわね、初美ちゃん」
初美「うぅ……でもあの人、すぐ他の子に目がいくですよー」
小蒔「……それは悲しいですね」
霞「うふふ。だったら臼沢さんはやめたらどうかしら?初美ちゃん以外に本命がいるかもしれないわよ」
初美「!」
小蒔「霞ちゃん、それはさすがに言いすぎじゃないですか?」ヒソヒソ
霞「大丈夫よ。見てて」
小蒔「?」
初美「………………そんなわけないですよー」
霞「どうして?」
初美「だ、だって、臼沢さんは私に一番夢中になってるはずですよー」
霞「そうかしら?」
初美「そうですよー!私の体を触りたがりますし!可愛いって言ってくれるですよー!」
霞「あらあら。だったら間違いなく初美ちゃんを大好きなのね」
初美「は、はい!」ニコッ
小蒔「なるほど。手放しで褒めるほど素直になれない乙女心だったのですね」ニコニコ
霞「ええ。初美ちゃんは今まで子供扱いされてきましたから。こう言うとアレだけれど、興奮するほど魅力的に感じてくれてるのが嬉しいのね」
初美「まったく!仕方ないからデートしてあげますかー!エスコートが上手なら付き合うことも考えてあげますよー」ニコニコニコ
霞(うふふ、そんなキラキラした顔して言っても説得力ないわよ?)クス
小蒔「…………」
霞「……小蒔ちゃん?どうしたの?」
小蒔「あ、いえ、照さんのことを思い出しちゃいました」
霞「あ……」
霞(そうよね……あの戦いの最中、原村さんとのやりとりを含めて、自分の想いが届かないことを思い知らされたようなものだものね)
霞「……小蒔ちゃん、その……」
小蒔「私、妹を目指します」
霞「…………はい?」
小蒔「間違ってたんです!今までの私は姫様と呼ばれ、責務を果たすために頑張ってきましたけど、だめだったのです!」
霞「あの……小蒔ちゃん?」
小蒔「照さんは巫女さんに思い入れがないのです!だから私は妹っぽい子になります!」
霞「えーと……」
小蒔「まずはお料理を勉強して、毎日美味しいおべんとを渡します!そして髪型もふたつ結びに挑戦して若返りを図ります!」
霞「…………」
霞(諦めるつもりなんて微塵もないみたい。どこまでも一途な………)
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