613:名無しNIPPER[saga]
2015/05/26(火) 07:51:50.59 ID:5Odf4h8ko
咲「……それで？続きは？」
照「あ、うん。えとね、実はその時、他にも言いたいことがあったんだ」
咲「え？」
照「……『その高い山の上に咲く花。その花にはいつだって私が光を照らし続ける。だから自分以外の花が一輪もなくても、咲は１人じゃないよ』って」
咲「……長いね」
照「えっ、あ、う、うん……長い……が最初の感想かぁ……」
咲「違うよ。そのセリフを言ってくれるまでの時間」ｷｭｯ
照「あ……」
咲の手が照を包む。
それは優しい抱擁のようで、優しい糾弾にも思える。
咲「お姉ちゃんの最初の言葉で私は自分の名前が好きになった。でも……お姉ちゃんが私を好きどうかはわからなかった」
照「咲……」
咲「……お姉ちゃんが出てっちゃったあと、この時のことを思い出しても、お姉ちゃんの表情がちゃんと思い出せなくて……笑顔だったような気はしてたけど、でも……もしかしたら私のこと嫌いなのかもって思った」
照「……不安にさせちゃったね、ごめん」
咲「ううん……私も悪かったもん」ｽﾘｽﾘ
照「そっか」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
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