過去ログ - 郵便配達員「須賀さんお手紙が届いてます」京太郎「はーい」
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2: ◆2juSd4li6c[saga]
2015/05/25(月) 22:29:27.90 ID:wskMeNUc0


白い白い部屋の中で1人の少女が窓際のベッドに座っていた。

少女は窓の外へと視線をむけている。


視線の先には赤い赤い燃えるような夕暮れの中を楽しそうに走り回る子供達がいた。

部屋の中にいる少女は外の子供達を見ていた。

暫くすると満足したのか視線を外の子供から部屋の中にいる女性へとむける。


『なんでウチはあの子達と遊ばれへんの?』

『…』


少女はあどけない表情で本当に不思議そうに尋ねた。

その問いに答えれないのか女性は少し困ったような表情した。


『ウチも外で遊びたいな…』

『…っ』


少女の純粋な言葉に女性は表情を崩し辛そうにする。

泣きそうなのを我慢しているようだ。


そんな女性の姿に気づかず、少女はまた外へと視線をむけた。

視線の先にはもう帰るのか-友達-に向かって手を振っている子供達がいる。


少女も同じように手を振るが誰も…誰も少女に返してくれなかった。


『誰も…振ってくれへん』

『ごめんね…ごめんねっ』


女性は遂に我慢できなくなったのか涙しながら少女に謝った。




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