過去ログ - 千早「みんなと笑って過ごしたくて……か」
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21: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/05/26(火) 20:38:46.65 ID:baGQKCcJ0
お風呂ではしゃいで外に出た頃には、
プロデューサーも待ちくたびれた様子だった。

途中まで送ってもらって、
春香を駅まで送っていく途中のこと。

「ここまでで、いいよ」

「わかったわ」

互いに手を振り、離れようとした時だった。
道端の暗闇が動いたような気がした。

「……天海春香」

30代くらいの男性が、ゆらりと近づいてきた。

「よくも千早ちゃんを傷つけたな」

「え」

「春香!」

街頭に照らされ、鈍く光るそれを男が振り下ろした。
ほとんど無意識に春香の前に躍り出て、
彼女を突き飛ばす。

右肩に、焼きゴテでも当てられたような鋭い痛みが走った。

「千早ちゃん!?」

「っ……あっ……つっ」

「ち、千早ちゃんが……違う、僕は」

男は、砂利を蹴って走り出す。

「ま、待って……!」

春香の叫んだ声が聞こえた。





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