13: ◆L3fW92fInU[saga]
2015/05/26(火) 18:00:31.03 ID:S3K1MflY0
ちひろ「一応お聞きしますが、Pさんはもしかして『2週間前までライラちゃんに十分に構ってあげてなかった』という認識なんでしょうか?」
P「えぇまあそうですが…あ、いや実際は1週間前くらいまでですね。一緒に住んでても気が付いてあげられないことも多くて…」
ちひろ「………これはライラちゃん本当に幸せ者ですねー…」
14: ◆L3fW92fInU[saga]
2015/05/26(火) 18:02:37.88 ID:S3K1MflY0
1日ぶりにライラさんがうちに戻ってきた。もはや完全に定住の構えだが、実際問題どうしたものか。
二人で暮らすこと自体は正直この2週間でだいぶ慣れてしまい、今更大きな問題は発生しそうにない。
事務所と彼女の母親の許可も下りており、彼女本人も住み続けることを望んでいる。
…あれ、後は俺の気持ちの問題なの、か?
15: ◆L3fW92fInU[saga]
2015/05/26(火) 18:03:38.49 ID:S3K1MflY0
ライラ「それではこれをどうぞー」
P「…『ライラさん肩たたき券』?なにこれ、って文字通りだよね」
ライラ「ライラさんはP殿からもらってばっかりですから、何かお返しがしたかったでございます。そのことをチヒロさんに相談したら、P殿はお仕事でいつも疲れてるから肩たたきはどうかとアドバイスをくれましてですねー」
16: ◆L3fW92fInU[saga]
2015/05/26(火) 18:04:40.70 ID:S3K1MflY0
なんだろうな、娘を持つってこういう感覚なんだろうか。ちひろさんグッジョブ。今度ご飯奢らせてもらおう。
さっきまで悩んでたのが嘘のようだ。ライラさんがいなくなったら俺死ぬんじゃないか?うちの子はもしかして世界で一番かわいいのでは?
…いかん、完全にトリップしていた。俺は何をしていたんだっけ。
ライラ「あー…P殿はテクニシャンですねー…ライラさんポカポカが止まりませんよー…」
17: ◆L3fW92fInU[saga]
2015/05/26(火) 18:05:41.29 ID:S3K1MflY0
ライラさんがうちに来てから1ヶ月が経った。
あの日以降、ライラさんからの距離が近い。物理的に近い。
ライラ「P殿ー、今日のライラさんも絶好調でしたー」
18:名無しNIPPER[sage]
2015/05/26(火) 18:06:16.78 ID:ZaKefEBw0
微笑ましいな
19: ◆L3fW92fInU[saga]
2015/05/26(火) 18:07:48.67 ID:S3K1MflY0
ライラ「あっ、あぁー…アォゥ…」
見ればライラさんがすごい顔になっていた。俺はまたライラさんの頭を撫でながら考え事をしてしまったらしい。
周りのアイドル達が若干引いているのが分かる。ちひろさんもっと早く止めてくれていいんですよ。
20: ◆L3fW92fInU[saga]
2015/05/26(火) 18:09:17.50 ID:S3K1MflY0
ちひろ「Pさんって親バカ度上がりましたよね」
P「なんです急に…親バカ度?」
先日、ライラさんへのアドバイスのお礼としてちひろさんを飲みに誘ったときの会話である。
21: ◆L3fW92fInU[saga]
2015/05/26(火) 18:10:20.51 ID:S3K1MflY0
P「そうですか?でも実際に孤独に耐えかねてうちに来たわけですし…最近はどこに行くにも付いてこようとするんですよ。ちょっとコンビニ行くのにも必ず一緒に来るんです」
ちひろ「はいはい可愛いです可愛いです。ライラちゃんは別に我慢してたんじゃなくて、単純に今までよりPさんが好きになっただけだと思うんですよねー」
P「い、今まで好かれていなかったと…!?」ガタッ
22: ◆L3fW92fInU[saga]
2015/05/26(火) 18:11:21.73 ID:S3K1MflY0
ちひろ「まあキャンプから帰った時に寂しかったのは本当でしょうけどね。そこで私でも女子寮でもなくPさんを頼った時点で、ライラちゃんの気持ちが表れてるじゃないですか」
P「女子寮…確かに、せめてうちじゃなくて女子寮に入れるべきだろうと考えたことはあります。でもそれとなく女子寮を促してみたら『ライラさんはPさんのお家が一番いいのですがー、やっぱり迷惑だったでしょうかー…』ってライラさんが言って!慌てて迷惑なもんかって言いながら思わず抱きしめたら」
ちひろ「Pさん最近親バカっていうかただのバカですよね」
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