過去ログ - 雪乃「隣人部へようこそ」
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8:青春とは嘘であり名無しである[sage]
2015/05/27(水) 00:23:42.63 ID:tqGcJeSSO
八幡「嫌だなあ。全然腐ってなんて……えっ?」

そう。

そいつは、突然現れた。


平塚静と材木座義輝を足して2で割ったような顔つき。
下半身は人間のそれに近いが、肉付きを見るに左右で性別が異なるように見える。
魚の鱗でコーティングされた胴体には、尻尾の千切れたワニがそのまま一匹、右肩の間接部分に接続され、腕としての機能を備えている。
背中についた鷲の羽根をばっさばっささせながら、僅かに残された平塚静の要素である左腕は人差し指を差して、雲一つ無い青空に向けて力強く突き上げている。

八幡の中で“コレ”を的確に表現する言葉は『キメラ』以外に見つからなかった

八幡「せ、先生……?」

平塚「……ギ」

八幡の声に反応したかのように、ひきのんの眼球が薄いカエルの粘膜のようなものでコーティングされ、青白く発光する。
水しぶきが吹き出るような音と共に、脇腹あたりの隙間から何か黄色い液体のようなものを、怒るようなうめき声を上げながら噴出した。

平塚「##ね###ギ####%#@#&&!!」

八幡「!?」

次の瞬間、キメラは八幡に向かって飛びかかってきた。
それが比企谷八幡が見た、高校生活最後の夢だった。






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