262:１ ◆0NR3cF8wDM[saga]
2015/06/29(月) 01:51:54.39 ID:FOrnkmOu0
ある日の天海家の光景
春香「ふっ、くぬっ……」
春香母「……（娘が突然蕎麦粉を買って来て、捏ね始めた）」
春香「ほわーっ、たーっ、えいやーっ」
春香母「……（お母さん蕎麦の打ち方教えて、と言われなかっただけよかったけど。さすがのお母さんも蕎麦は打ったことないわ）」
春香「一つ捏ねては千早ちゃんのため……二つ捏ねては千早ちゃんのため……三つ捏ねては」
春香母「千早ちゃんのため？」
春香「もちろん！ よいしょーっ」
春香母「そ、そう……」
春香「ふんっ、せいっ、どんがらがっしゃーん」
春香母「（最後のは果たして掛け声なのかしら）……あの、春香？」
春香「とうっ……うん、なーに？」
春香母「お母さん、そろそろお夕飯を作りたいんだけど……」
春香「だいじょーぶ、今お蕎麦作ってるから！ あ、ちゃんとかき揚げも作るからね！ 本当は炊き込みご飯も作りたかったんだけど、それはまた今度！」
春香母「そ、そう……じゃ、じゃあ、今日はお母さんゆっくりさせてもらうわね」
春香「はーい。あ、ちゃんと感想聞かせてね！」
春香母「え、ええ……（何があったのか分からないけど、楽しそうだしとりあえず好きにさせておきましょう。一応、千早ちゃんにメールだけ送っておこうかしら）」
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