過去ログ - 榛名「艦プラビルドファイターズ・ブレイヴU」
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30:≫1[saga]
2015/06/11(木) 01:45:12.21 ID:fZ4Hl+lE0
龍鳳「榛名さん…」

榛名「龍鳳さん?どうかしましたか?」

龍鳳「申し訳ありませんが、少し手を貸して頂いて宜しいでしょうか。」

榛名「はぁ…」


《洞窟内・シェルター》

龍鳳「すみません、私の荷物と生活用具もここから運び出そうと思いまして…」

榛名「わかりました。バンシィで荷物を運べば良いのですね。」

龍鳳「お願いします。」


榛名「ここに、誰か住んでいたのですか?」

龍鳳「最初は二人でした。お父さん、と…」

榛名「お父さん、ですか。」

龍鳳「はい、私は外の世界を書物でしか知りませんでした。お父さんの言い付けで外に出る事は禁止されて…

世界は既に滅びた、深海棲艦の侵攻によって。だからこのシェルターだけが私の唯一の居場所でした。」

榛名「その人は今…」

龍鳳「1年前に病気で亡くなりました。 亡骸は地面深くに埋めて…」

榛名「そうですか…」

龍鳳「シェルター内では一応人工的な太陽のようなものがあったので野菜を栽培したり、井戸水を汲んだりお父さんが外に出て食べ物を取って来てくれたので困りませんでした。」

榛名「辛くは、無かったのですか?」

龍鳳「小さい頃からずっとそうだったので辛くはありませんでした。でもお父さんが居なくなって話す人が居なくなって寂しかった…

でもそんな時、皆さんが現れてくれました。そして少しだけ、外の世界に出ることが出来て満足です。」

榛名「これからどうしますか…?」

龍鳳「何も考えてません。お父さんは『もし自由になれたのなら、好きなようにしなさい』と言ってくれたので好きにしたいと思います。」

榛名「龍鳳さん… あの、私たちと一緒に来ませんか?」

龍鳳「榛名さんの世界に、ですか?」

榛名「ええ。私達はあと2日で戻ります、なので再び貴女は一人になってしまう… だから一緒に来ませんか?」

龍鳳「お気遣いありがとうございます。でも、まだ決心出来無いので時間をください。」

榛名「わかりました。」


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