過去ログ - 【Fate】言峰綺礼「安価で聖杯戦争―――私は問わねばならん」
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14: ◆.thx41UQwK3a[saga]
2015/05/30(土) 13:55:58.52 ID:TpWOh5iJo






雁夜は、臓硯から得た情報を元に時臣に付く代行者の男を釣り上げて、そのままセイバーの圧倒的な力で男を下すつもりであった。
平気で自らの妻を苦しませ、子供を泣かせる様な忌むべき魔術師思考の時臣に付くという男が気に食わなかったのだ。

故に単純に、短絡的に、彼は倒すつもりで居た。
相手が歴然たる代行者であろうと、此方が抱え込むのは誉れ高き常勝の騎士王。

騎士王から連想していたものとは180度違う少女が喚び出されることになったが、それでも彼はその圧倒的な力に傾斜するほどに心酔していた。
彼女を常に傍におけば、誰であろうと敗けることはない。傲りと慢心に溺れた結果が、狩る側から狩られる側への移行。

冷水を浴びせられた様な気分であった。付き纏う視線は今か今かと待とうとも、晴れることはない。
まるで真綿で、ゆっくりと、そして確実にギリギリと首を締められているかのような錯覚。

時間の感覚も、狂いだす。一秒一秒が、短針の動きに変わったかのように感じられる。


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それでも変わらず憮然とした態度を崩さないセイバーだけが、やはり彼の心の拠り所だった。


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