過去ログ - 【俺ガイル×ゆ虐】やはりゆっくりに償いを求めるのは間違っている
1- 20
52: ◆xgvIN1yLiQ[saga sage]
2015/05/31(日) 00:15:52.47 ID:nco0Yvh50
 涙はいつの間にかとまってて、笑みがこぼれ、
 まるで見計らっていたようなタイミングで、部室の扉が開いて、
 ヒッキーが私の側まで、歩いてくる。


八幡「ん」


 手にはいつもの缶コーヒー。


八幡「とりあえず、お疲れ様ってことで」


 そういって私に缶コーヒーを手渡した後、
 頬をかきながら自分の席に戻って、小説の続きを読み始める。
 口下手な彼らしいなって思う。

 言葉は交わさなくても、わかった。
 彼も、私にここにいていいよ、と言ってくれているんだって。
 そうわかるには十分すぎるくらい、優しい目をしていた。

 プルトップに指をかけ、
 コーヒーを一口。

 彼がくれたコーヒーは、
 とても甘くて、
 とてもあったかくて――





【前編 〜償い〜】 完


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
69Res/41.77 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice