過去ログ - 【エロゲ風安価】春香「魔法戦士ですよ、魔法戦士!」その2
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936:20分ほど置いての連投なのでこのまま使わせて頂きます ◆MTFYlAtjLqN7[sage]
2015/07/17(金) 07:55:11.27 ID:WS9KUp+5O

目が覚めた時、私達は隠れ家に戻ってきていました。
周りを見ると、美希に響ちゃん、玲音さんに貴音さん、それにプロデューサーの姿があります。
しかし、そこに一番救いたかったはずのあずささんの姿はありません。

雪歩『ふふ、春香ちゃん。女としての尊厳を捨ててまであずささんを助けようとしたのに、本当に残念だったね。』

追い討ちをかけるように頭の中に響く雪歩の声。その声色は、私達を哀れむかのように優しいものでした。

春香「うぅ・・・」

その言葉に改めて私達のした事は無駄になったという事実を思い知らされ、私の目から涙が溢れてきてしまいました。

雪歩『生中継で全国の人に恥ずかしい姿を見られたんだもん、私なら死んじゃうくらい恥ずかしいな。』

恥ずかしさのあまり自分の顔が熱くなるのを感じます。

春香「そ、それでも・・・それでも次は絶対勝つもん・・・」

雪歩『私はおろか、やよいちゃん以外の皆も勝てたためしがないのに?』

春香「・・・そ、それは」

雪歩『この際だからはっきり教えてあげる。所詮、春香ちゃん達は私に捧げられた哀れな生贄。
いくら抗ったところで、最後には結局、あずささんのように私に屈服して従うことになるの。』

春香「で、でもっ!それでも運命は変えられる!私は・・・ぐすっ、私はそう信じてる!」

雪歩『・・・春香ちゃんがそうしたいのであれば、私は止めないよ。精々無駄に足掻いて、私に捧げられるに相応しい生贄になってね。』

そう言って笑う雪歩の声が、徐々に頭の中から消えていきます。
私はあずささんを救えなかった悲しみ、雪歩達への恐怖、何より自分の不甲斐なさにただただ泣き続けました。
本当に私達の運命は変わらないんでしょうか、その問いに答えてくれる人はここにはいませんでした・・・


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