235:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/18(日) 21:57:43.04 ID:HU0Ugh4g0
==== ターミナルドグマ ====
(中略)
初号機に握り締められているカヲル
シンジ「カヲルくん……どうして……」
カヲル「僕が生き続けることが僕の運命だからだよ。結果、人が滅びてもね」
シンジ「……」
カヲル「だが、このまま死ぬこともできる。生と死は等価値なんだ、僕にとってはね。自らの死、それが唯一の絶対的自由なんだよ」
シンジ「何を……カヲルくん……君が何を言っているのか分かんないよ! カヲルくん……」
カヲル「遺言だよ」
シンジ「!」
カヲル「さあ、僕を消してくれ。そうしなければ君らが消えることになる。滅びの時を免れ、未来を与えられる生命体は一つしか選ばれないんだ」
シンジ「……」
カヲル「そして、君は死すべき存在ではない」
天井の方を見上げるカヲル
レイが作業通路から冷やかに見下ろしている
レイに向かって微笑むカヲル
カヲル「君たちには未来が必要だ」
初号機に捕まれているカヲル
カヲル「ありがとう……君に逢えて、嬉しかったよ」
顔を伏せているシンジ
カヲルを握り締めたまま動かない初号機
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破砕音
L.C.L.溜まりに人頭大の物体が落下し水柱が上がる
**** Omit Scene ここから ****
==== リリスの間 ====
握り締めた拳を掲げたままの姿勢で動かないエヴァ初号機
レイ「……」
天井付近の足場から見下ろしているレイ
==== 初号機プラグ内 ====
インテリアシートの上にうずくまっているシンジ
シンジ「うっ……うっ……」
微かに漏れる嗚咽
==== リリスの間 ====
見下ろしているレイ
少し眉をひそめる
心臓のあたりを押さえるレイの手
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