25:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/28(日) 10:40:02.05 ID:vK4e+EdN0
>>20 からつづく
(中略)
==== 翌日 発令所 ====
主モニターの中、第七使徒の爆発クレーターに折り重なって倒れている初号機と弐号機
それぞれの機体の上で受話器を片手に口論しているシンジとアスカ
呆れ顔のミサトたち発令所職員
アスカ『――ひっどーい! 冗談で言っただけなのに、ほんとだったの!? キスしたのねー!?』
シンジ『してないよ! 途中でやめたんだよ!』
アスカ『エッチ! チカン! ヘンタイ! 信じらんない!』
ワハハハ…
シンジ『そっちこそ、寝言と寝相が悪いのが悪いんじゃないかあ!』
冬月「また恥をかかせおって……」
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**** Omit Scene ここから ****
==== 数日後 レイのマンション ====
シンジ「――っていう感じだったんだ」
レイ「そう」
小さな折り畳み式のテーブルの上、手作りらしい冊子が載っている
表紙に「旅のしおり 市立第一中学校」と表題があり、その下に南国風の建築の白黒写真がプリントされている
シンジ「なんとか勝てたからよかったけど――」
レジャー用のプラスチック製のカップから紅茶をすするシンジ
ふと、レイを見る
シンジ「……」
自分のカップの液面を見つめているレイ
シンジ「……案外、綾波のおかげかな」
顔を上げるレイ
シンジ「あ、あのとき、綾波がやってみせてくれただろ? 惣流も、やればできるって、あれでわかったんじゃないかな」
きょとんとしてシンジを見るレイ
シンジ「うん、きっとそうだよ」
レイ「そう」
わずかに表情をゆるめるレイ
微笑むシンジ
シンジ「あの……綾波の方はどうだったの? 父さんと一緒だったんじゃ――」
レイ「極秘だから」
シンジ「えっ……あ……ごめん」
レイ「……」
少し気まずい沈黙
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