過去ログ - エヴァ Omit Scenes
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42:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/04(土) 01:58:16.98 ID:QHnd+vbz0
第拾壱話 「静止した闇の中で」

(中略)

==== 午後 第壱中学校付近 ====

**** Omit Scene ここから ****

   蝉の声

シンジ「……」

   店先の公衆電話の前

   俯き何か考えている

   「碇くん」

   振り向くシンジ  少し離れた場所にレイが立っている

レイ「本部、行かないの?」

シンジ「え?……いや、あの……」

レイ「……電話?」

シンジ「あ、うん」

   緑色の公衆電話を振り返る

シンジ「進路相談。きょう、言われただろ」

レイ「ええ」

シンジ「父さんに言わなきゃと思って」

レイ「電話で話すの?」

シンジ「……うん……でも……何て話したらいいかわからなくて」

レイ「そう」

   シンジを見ているレイ

シンジ「……」

   鞄を開き、少し厚めの本を取り出すレイ

シンジ「……?」

   自販機を挟んだ少し離れた軒先まで歩いていき日陰に入るレイ

レイ「待ってるから」

シンジ「あ……うん」

   しばしレイの様子を見て、公衆電話に向き直るシンジ

   受話器をあげ、カードを差し込む

   立ったまま本を開くレイ  押し花を封入したしおりが挟まっている   

   しおりをいったん別のページに挟み込み、本を読み始めるレイ

トゥルルルル…

   受話器を耳に当てているシンジ

**** Omit Scene ここまで ****

女性オペ『――はい、しばらくお待ちください』

   電話の向こうで流れている保留メロディ

ゲンドウ『なんだ』

シンジ「あ……」

   少し緊張して顔を上げるシンジ

*  気づかぬふうで本を読み続けているレイ


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