104:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/06(月) 00:33:05.35 ID:8Qk0vOMw0
矢矧「好みなの?」
瑞鳳「っ!な、なに言ってんの矢矧っ!」
矢矧「だって、あなたって基本仕事の話か甘いものの話しかしないじゃない?それなのに今日は番頭さんの話ばっかり」
摩耶「だな。へへっ、ついに瑞鳳にも春が来たってか?」
瑞鳳「そ、それは二人が番頭さんはどうだったって聞くからっ」
矢矧「別に私はどんな人かって聞いただけよ?それなのに瑞鳳ったら次から次へと番頭さんのいいところを言うんだもん」
摩耶「なら、好きだっていってるようなもんじゃね?」
瑞鳳「違うわよっ!そ、そんなんじゃ……」
矢矧「それじゃどうして?」
矢矧さんの問いかけに瑞鳳さんは顔を赤らめながら、もじもじとしていた。
その態度だめだって。弄られる要素増やしてるだけだって。
瑞鳳「そ、それは……」
摩耶「それは?」
瑞鳳「その……」
矢矧「その?」
また瑞鳳さんは言葉を詰まらせた。ついには顔を伏せてしまう。
摩耶ちゃんと矢矧さんはニヤニヤしながら、瑞鳳さんの言葉待っていた。
これが女子会……。女子会って、怖いですね。
十分な時間がたった所で、瑞鳳さんがつぶやくように小さく言葉を吐き出した。
瑞鳳「……番頭さんの良いところ知ってもらって、二人にも仲良くしてもらいたかったから……」
声自体は小さいけど、それは淀みも無く、偽りもなかった。
おそらく、本心でそう言っているんだろう。
それが二人にも伝わったようで、言葉を失っていた。
616Res/599.30 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。