223:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/07(月) 00:36:04.19 ID://ZnO+3Y0
・・・
如月ちゃんが瑞鳳さんの笑顔に頷くと、僕の手を握った事情、つまり、僕が駆逐隊の人間関係の改善に協力する事になった経緯を如月ちゃんは話し始めた。
如月ちゃんが暴走して慰めたところから、それはもう詳しく。もちろん僕が如月ちゃんに言ったこと一言漏らさず。
いや結構恥ずかしいこと言ったんだけど。しかもそれに対する感想を言うの止めてくれない?嬉しかっただとか、優しいだとか。
というか、そんな風に思ってたんだなぁ。お節介とか言われたときとか絶対嫌な感情向けてたと思ったけど。
そうして如月ちゃんが話し終えるとまた沈黙が訪れた。さっきの重いものとは違うけどどうにも声が出しづらいような気まずい雰囲気だ。
そして更には僕以外の全員の視線が僕に向いていることで気まずさを加速させている。
というか、なにこの公開処刑。
瑞鳳「……そっか。そういうことだったんだね」
この雰囲気をどうにか出来ないかと考えていると、瑞鳳さんが感心したように言葉を漏らす。
そのお陰で、部屋を覆っていた妙な雰囲気が緩む。
瑞鳳「ねぇ、如月ちゃん」
如月「……はい」
瑞鳳「私も、それに協力していいかな?」
やっぱりそう来たか。
こうなるだろうからあんまり言ってほしくなかったんだけど……あんな笑顔見せられたらしょうがないか。
瑞鳳さんの言葉に、如月ちゃんは膝に両手を祈るように合わせて置き、小さく顔を伏せる。
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