230:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/07(月) 00:46:59.60 ID://ZnO+3Y0
矢矧「そうね。それじゃあ記憶を戻すことが出来れば問題は解決するわね」
瑞鳳「でもそれはちょっと現実的じゃないかも……」
矢矧「どうやったら記憶を戻すことが出来るかなんか判らないものね」
摩耶「ぶったたけば戻るんじゃねーか?ほらショック療法って奴だ」
摩耶ちゃんに冷たい視線が集まる。
うぐ、と呻いて摩耶ちゃんは体を小さく縮こまらせた。
摩耶「じょ、冗談だよ……」
瑞鳳「でも万が一っていうこともあるかも。何か記憶喪失の改善のことが乗ってる資料を探して、やってみるのもいいかもしれないね」
矢矧「そうね。探すのは手が空いた人がやるとして、誰がやるかだけど」
矢矧さんは視線を移し、如月ちゃんに向ける。
矢矧「それは如月ちゃんにやってもらいたいの」
如月「きさら……私、ですか?」
戸惑う如月ちゃんに、矢矧さんはええ、と首を縦に振る。
矢矧「この中で弥生ちゃんと一番近いのは同じ部隊の如月ちゃんだもの。どういったものが記憶を戻すのに関わるか判らないけど、近しい人がやるのが自然よね」
如月「それは……確かにそうですね」
矢矧「それにね。それの目的は記憶を戻すことだけじゃないの。もうひとつの目的のほうが主題といってもいいわ」
瑞鳳「え?」
矢矧「如月ちゃんが孤立している原因は他にもある。他、というより、私たち、といったほうがいいかしら」
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