270:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/23(水) 22:42:23.64 ID:QR7m/zbA0
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司令室に行きたいと言った時に瑞鳳さんは訝しんだようだけど、適当に入渠装置の整備についての打ち合わせをしたいと誤魔化した。
そして今は僕たちは司令棟の扉の前にいる。
鳳翔「おはようございます。お二人とも」
声を掛けて司令棟の中に入ると、奥から鳳翔さんが小走りしてきて、挨拶をしてくれた。
それにあわせて僕と瑞鳳さんも頭を下げる。
瑞鳳「おはようございます、鳳翔さん。朝早くにすみません」
言おうと思っていたこと先に言われてしまった。
だからと言って何もしないわけにいかないし、僕もすみませんと続く。
鳳翔「いいのよ。ちょうどあの人……じゃなくて、提督の洗濯が終わったところだったから」
提督の服の洗濯までしてるのか……。鳳翔さんマジお母さん。
鳳翔「それよりどうしたの?提督にご用事?」
僕の方を向いて鳳翔さんは小首をかしげた。
「はい。少し提督殿にお話がありまして」
鳳翔「そうですか。では案内しますので、付いてきてください」
そう言って鳳翔さんは奥のほうへと歩き始めた。
それに伴うようにして靴を脱いで玄関に上がった。
ちらりと瑞鳳さんの様子を伺う。当然だけど、彼女も付いてくるようだった。
これからする話は瑞鳳さんに聞かせたくない。というか聞かせられない。
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