28:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 20:48:15.03 ID:/wg+rTe60
提督「わかった。八戸鎮守府へようこそ番頭。お前を歓迎する」
「はっ」
提督「下がって良いぞ。後ほど案内役兼監視役を手配する。応接室で待っていてくれ」
そう言うと提督は自分の椅子へ戻ろうとする。
けれど、今はそうさせる訳にはいかなかった。
彼にどうしても聞きたい事が一つあったから。
「ひとつ、よろしいでしょうか」
提督「なんだ」
「私の目を見て頂けますか」
下官が上官に命令まがいの依頼。
粛清を受けてもしょうがない行為だ。
提督「いいだろう」
それでも彼は承諾してくれた。思った通り器の大きい男だ。
一息つき、再び僕は提督の目を見据える。
「提督、貴方はご自分の事をどう思われていますか」
その言葉に提督の瞳の中に暗い淀みが溢れる。
それでも提督は僕の目から視線を外すことは無かった。
少しの沈黙ののち、提督はこう言い放った。
提督「ド畜生の行為を利用して生き延びている……クソ餓鬼さ」
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