34:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/14(日) 18:30:16.19 ID:In/7zst70
鳳翔「なんだか今まで上官、下官なんて意識してきませんでしたから、なんだか違和感が……」
それは如月ちゃんや鳳翔さん達の雰囲気から解る。
戦闘中はともかく、それ以外は穏やかに過ごしてきたんだろうなぁ。
鳳翔「番頭さん」
少しの間何かを考えるように頬に手を当てていた鳳翔さんが、意を決したように僕の名前を呼んできた。
何を言おうとしているのか察しはついていたけど、知らない体をしておくことにした。
「はい」
鳳翔「番頭さんが良ければなんですが……普段通りにお話していただけませんか」
やっぱりこうきたか。
鳳翔「その方が私たちも話しやすいですし、番頭さんも皆と仲良くなれるのではないかと思いまして……」
鳳翔「どう、でしょうか?」
不安げに僕の顔を覗き込んでくる。
返す答えは決まっているのだけど……どう返したものかな。
まぁいいや。差し障りない感じで返しておくか。
「……申し訳ありません。お恥ずかしながら私は融通が利かないものでして、職務中に崩した話し方をするのは苦手なのです。ですから……」
「ですが、それが命令であれば従います」
鳳翔「命令、というわけではないですが……」
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