35:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/14(日) 18:38:02.91 ID:In/7zst70
そう言って鳳翔さんはシュンとしてしまう。
負い目が叫び、良心が痛む。
僕に仲良くなる資格なんかないのになぁ……。
「……いつかは砕けた話し方が出来るよう努力します。下官がお願いするのもおかしいですが、それまで待って頂けないでしょうか」
これは嘘だ。今後砕けた話し方をするつもりもないし、する資格もない。
それでも鳳翔さんは僕の言葉にぱあ、と笑った。
鳳翔「……はいっ!」
「ありがとうございます」
それが余計に僕の良心と負い目が刺激する。
言わなきゃよかったなぁ……。
「……鳳翔殿、そろそろ行かなくては」
鳳翔「あ、そ、そうでしたね。すみません、私ったら」
「いえいえ。構いませんよ。……お気遣い、ありがとうございます」
鳳翔「……ふふ、いえ。それでは行きましょうか」
「はい」
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