399:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/24(火) 00:12:48.37 ID:YWG0ckye0
「ん」
摩耶ちゃんのことを考えている内に背中に何か違和感を感じた。
振り返ってみると、また弥生ちゃんが背中に張り付いていて、摩耶ちゃんと壁を作るようにしている。
摩耶ちゃんの注意が逸れた後移動していたのは見たけど、このために移動してたのか。
胡乱下に弥生ちゃんを見ていると、偶然なのか顔を上げた弥生ちゃんと目が会う。
弥生ちゃんの全身からは助けてオーラが放たれ、目からはお願いビームが発射されている。
こんな顔されたらまた剥がすことなんて出来なかった。……ちょっと弥生ちゃんには甘すぎる気がするけど。
しょうがないと小さくため息をついて、弥生ちゃんの好きなようにさせることにする。
それを感じ取ったのか、弥生ちゃんは僕の作業服のすそを少し強めに握り、体を寄せた。
弥生ちゃんの重さを背中に感じる。……これが毎日続いたら作業服のすそビロンビロンになるなぁ……。
摩耶「んじゃあたしは弥生と……ってあれ?」
ようやく弥生ちゃんがいなくなったことに気づいた摩耶ちゃんが素っ頓狂な声を上げて回りを見渡す。
摩耶ちゃんの口から弥生ちゃんの名前が出た途端、後ろでびくっと震える感覚があった。……えらい苦手に思われてますよ、摩耶ちゃん。
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